Parallels RAS – 簡易インストール手順(1/4)

Parallels RAS – 簡易インストール手順(1/4)

Parallels RAS の簡易インストール手順をシリーズでご紹介していきます。シリーズ第一弾は、Parallels RAS についての説明からです。

1.はじめに

このドキュメントの 目的

本ドキュメントは 、 Parallels RAS を インストールし 、 簡単な 検証を 始めたい ユーザー や、 スモー ル環境 での 利用を 検討している ユーザー を 対象としています 。 本ドキュメント の 通りに 進めるこ とにより 、 Parallels RAS の 環境を 構築し 、 インターネット から Remote PC 社内 自席 の PC など や RDS サーバー に対 し、 安全に アクセスし 、 デスクトップ を 利用することが 可能となります 。

制限事項

本ドキュメントの内容は、Microsoft Azure上の仮想サーバーを利用し、Parallels RAS は「RAS Version 17.1.2.1(21873)」を利用しています。
また、RAS のコンポーネントが動作するサーバーと RDS サーバーは、「Windows Server 2019 Datacenter」を利用し、Remote PC は「Windows 10 Pro, Version 2004」を利用しております。その他の環境やバージョンでは、手順通りに進まない場合があることを、予めご承知ください。

2.Parallels RAS コンポーネントとアーキテクチャ

コンポーネント

Parallels RAS コアコンポーネント

Publishing Agent
セッション管理、公開済みアプリケーションやデスク トップのロ ードバランスなど、 コアサービスと管理機能 を提供 します 。

Secure Client Gateway
Web アクセスを含むクライアントの RAS ファームへの安全なアクセスを提供 します 。

オプションの Parallels RAS コンポーネント

RD Session Host
Agent Paral l els RA S 管理下に Microsoft Terminal Servers / RDS システムを実現します 。

VDI Agent
Hypervisor 環境との RAS VDI 統合を可能にする仮想アプライア ンス。
注意: Hyper V および vCenter for Windows ベースの環境では、この仮想アプライ アンスは必要ありません。これらのプラットフォームでは、 RAS 管理コンソールか らデプロイできるエージェントを使用します。

Remote PC Agent
物理 PC にリモートアクセスできます。手動でインストールすることもできますが、 PC エージェントは Parallels RAS コンソールからプッシュインストールされます。

Guest Agent
仮想ゲストへのリモートアクセスを有効にします。 RAS VDI Host Agent と連携して動作します。エージェントは手動でインストールできますが、 Parallels RAS コンソールからプッシュインストールされます。

HALB
高可用性ロードバランサ。複数の Secure Client Gateway をロードバランシングし、 単一の接続ポイントを提供する、構成が容易な仮想アプライアンス。

Reporting Service
Parallels RAS レポートを実行および表示するのに使用するオプションのコンポーネントです。定義済みのレポートにはユーザーおよび グループのアクティビティ、デバイス情報、セッション情報、アプリケーション使用率が含まれます。
独自の基準を使用してカスタムレポートを作成することもできます。 MS SQL が必要です。

Performance Monitor
Parallels RAS Performance Monitor はブラウザーベースのダッシュ ボードで、管理者が Parallels RAS の展開のボトルネックやリソース使用率の分析 に使用できるようになっています。このダッシュボードではパフォーマンスメトリクスを視覚的に表示でき、 Parallels RAS Console またはウェブブラウザーに表示することができます。

Parallels Client

Parallels Client を用いて、各種クライアント端末より、公開設定されたアプリケーションやデスクトップへアクセスすることが可能です。以下は対応クライアント端末となります。
・Windows 7, 8.x, 10
・Windows Server 2008 R2 and newer
・ macOS 10.11 and newer
・ iOS 11 and newer
・Android 5 .0 and newer
・Chrome OS
・Linux (x64 のみ)
  Ubuntu 16.04
  Ubuntu 18.04
  Linux Mint 19
  Debian 9.5.0
  Fedora 28
  CentOS 7.5
・HTML5 対応ブラウザー
  Microsoft Edge、Mozilla Firefox 、Google Chrome、Safari など

アーキテクチャ

Parallels RAS は、シングルサーバー構成でインストールすることが可能です。これは、テストまたは 開発環境や小規模ユーザー向けの運 用に役立ちます。以下は構成イメー ジです。

また、Parallels RAS は、同じ構成環境のサーバーを複数台用意することで、マルチサーバー構成を簡単に展開することが可能で、耐障害性、スケーラビリティ、負荷分散を容易に構築することが可能です。

詳細については、「Parallels RAS Solutions Guide」を参照ください。

※注意: PA は、現行バージョンでは 3 台構成までとしてください。

3.要件

システムとソフトウェア要件

アイコン コンポーネント CPU Memory 最大CCU目安 OS その他
Publishing Agent(PA) 2 core 4 GB 1500 Windows Server 2008, 2012, 2016,2019 複数のPA を追加することで、簡単に冗長化することが可能です。PA 3台構成の場合、7500CCU 程度まで実績あり。
Secure Client Gateway(SCG) 2 core 4 GB 1000 程度 Windows Server 2008, 2012, 2016, 2019 アプリケーションで必要とされるすべてのトラフィックを単一のポートでトンネ リングして、セキュアな接続を実現します。
High Availability Load Balancing( 2 core 4 GB 2000 Debian Linuxベース のアプライアンスを OVA/VHD/VMDK形式で提供 HALBアプライアンスを 2 台以上で運用することで、 Active/Standby として機能します。
RDS Server Agent 要件に依存 要件に依存 50CCU 程度 Windows Server 2008, 2012, 2016, 2019 1台おおよそ 50CCU 接続を目安に、利用ユーザー数に応じた台数を準備することで、簡単に冗長化とロードバランスが可能になります。

※ CCU = Concurrent Users 同時接続数

※ PA 、 SCG 、 RDS は 1 台の Windows Server へインストールし、 シングルサーバー構成で 運用すること が 可能 です。ただし RDS を含めて運用する場合は、 1 台あたり 30CCU 程度を上限とすることを推奨いたします。

※ Parallels RAS の運用において、 Active Directory( AD は 必須ではございません。

※ CPU/Memory のリソースはあくまでもコンポーネントが稼働する最低要件となります。 OS 稼働分は考慮しておりません 。


手順書ダウンロード

ここで紹介した手順は、「Parallels RAS 簡易インストール手順書」としてダウンロードできます。まとまった資料としてダウンロードされたい方は下記よりダウンロードください。

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