AfterShot Pro – バッチ編集と出力で覚えておきたい機能

AfterShot Pro 効率化のために覚えたい基本(5)

効率的に作業を進めるために、ぜひ覚えておきたい機能を紹介します。第5回は「バッチ編集と出力で覚えておきたい機能」です。

AfterShot™ Pro は、RAW ワークフローに必要なすべての機能を搭載し、RAW 画像をすばやく現像して美しい作品に仕上げることができる超高速 RAW 現像ツールです。

AfterShot Pro の製品ページに掲載されている、使い方を紹介したチュートリアルビデオにはさまざまな機能が紹介されています。どれも基本的な機能ですが、効率的に作業を進めるにはすべてマスターしておきたい機能です。全 5 回にわたり、チュートリアルビデオに登場する、ぜひ覚えておきたい機能を紹介します。

第 5 回は、バッチ編集と出力で覚えておきたい機能について紹介します。

5. バッチ編集と出力の基本について(8:11~)

直前の状態に戻すには:

1ステップずつ戻すには、次の操作を行います。

  • メニューバーから[編集]>[元に戻す]の順に選択する
  • キーボードからCtrl + Z または Command + Z を押す

複数ステップ以上前に戻すには:

数ステップ以上前の状態に戻すには、履歴機能が便利です。写真に加えられたすべての調整が記録されており、簡単に希望の時点に戻すことができます。

  1. メニューバーから[表示]>[履歴]の順に選択する
  2. 表示された履歴パレット内のリストから、戻りたい履歴をクリックする

現在の状態と、履歴で戻した状態の両方を並べて比べるには:

  1. サムネイルパネルで写真を右クリックして、コンテクストメニューから[バージョン]>[現在から新規バージョン]の順に選択する
  2. 写真の隣に、現在のバージョンが追加される
  3. メニューバーから[表示]>[履歴]の順に選択する
  4. 履歴パレット内のリストから、比べたい履歴をクリックする

元の写真と、手順2のサムネイルを選択し、画面右下の[マルチ画面ビュー]ボタンを押すと、プレビューパネルに並べて表示することが可能です。

写真の調整履歴を、別の写真に適用するには:

最初に調整した写真に行った一連の操作を、他の写真に適用することができます。

  1. メニューバーから[編集]>[画像設定をコピーする]の順に選択する
    ※キーボードで操作する場合は、Ctrl+C を押します。
  2. サムネイルパネルで、適用したい写真を選択する
  3. メニューバーから[編集]>[画像設定を貼り付け]の順に選択する
    ※キーボードで操作する場合は、Ctrl+V を押します。

適用する調整を選ぶことも可能です。手順1で[編集]>[選択画像設定をコピーする]を選択し、適用したい調整を指定します。

複数の写真をプレビューパネルに並べるには:

マルチ画面ビューを使用すると、複数の写真をプレビューパネルに並べることができます。サムネイルパネルより大きく表示できるため、写真の確認や比較に便利です。

  1. サムネイルパネルで、複数の写真を選択する
  2. 画面右下の[マルチ画面ビュー]ボタンをクリックする

複数の写真をJPEG形式で一括出力するには:

調整が終わった複数の写真を、JPEG形式で一括で出力することができます。

  1. 画面右側の参照パネルの[出力]タブをクリックする
  2. バッチ出力設定セクションから「JPEG フルサイズ」をダブルクリックする
  3. ダイアログが表示されるので、[エクスポート]ボタンをクリックする
  4. 保存先を指定するダイアログが表示されるので、保存先フォルダを指定して、[フォルダーの選択]ボタンをクリックする

画面左側の参照パネルの[ファイル フォルダー]タブをクリックし、手順4で指定したフォルダを開くと保存したJPEG形式の写真が確認できます。

バッチ出力の設定を追加するには:

出力形式が決まっている場合は、バッチ出力設定に登録しておくと便利です。

  1. 画面右側の参照パネルの[出力]タブをクリックする
  2. バッチ出力設定セクションの空白部分を右クリックし、コンテキストメニューから[新規]を選択する
  3. バッチ出力設定」ダイアログが表示されるので、必要な設定を行い、[OK]ボタンをクリックする

バッチ出力設定セクションに追加された設定をダブルクリックすれば、登録した設定で出力できます。

外部ツールで編集するには:

PaintShop Pro などの画像編集アプリケーションをお持ちの場合、AfterShot Pro 内から起動して編集作業を行うことができます。

まず、外部エディターとして起動する画像編集アプリケーションを設定します。

  1. 上部のツールバーの[外部エディターで編集]ボタンをクリックする
  2. 設定ダイアログで、[エディター]ドロップダウンリストから「選択」を選択する
  3. 画像編集アプリケーションの実行ファイル(.exe)を指定して、[開く]ボタンをクリックする
  4. 設定ダイアログに戻り、ファイル形式色空間dpi を必要に応じて設定する
  5. 設定が完了したら、[OK]ボタンをクリックする

外部エディターで写真を開くには、次のように操作します。

  1. サムネイルパネルで、写真を選択する
    ※複数の写真を選択して、外部エディターで開くことも可能です。
  2. 上部のツールバーの[外部エディターで編集]ボタンをクリックする